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2010年6月23日 (水)

ひさたろ書評No.38 「サブリミナル・インパクト」

6月23日(水) ■ ひさたろ書評No.38 「サブリミナル・インパクト」 ■
サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代
下條 信輔 (著)
評価(最高5):☆☆☆☆

今回はオレの専門領域より一冊。
タイトルだけ見るとなんのこっちゃわからん人もいるかもしれないが、
心理・脳科学系の一般向け新書。

サブリミナルというのは心理学用語で、
サブは「下」を意味する接頭語、リミナルは「閾」(感覚なんかを感知できる境界)を指す。
つまりサブリミナルとは意識されない(意識下の)心理のこと。
意識に上らない情報がしっかり脳内で処理されており、
その後の行動に影響を与えているというのは、
脳や心理をかじっている人はよく知っていると思うが、
一般にはピンと来ないこない人も多いのではないだろうか。

この本は意識下の心理の基礎を概観し、
いかにヒトが無意識に振り回されているかについて学んだあと、
現代の情報社会における無意識の危うさについて論を展開していく。

普通の心理系一般書かと思いきや、
主眼はメディアを中心とした現代の情報社会にどういう落とし穴があるか、
「無意識」の心理の視点から論じた非常にスケールの大きな本。
脳や心理の知見はあくまでこの問題に迫るための「道具」として使用しており、
これらにあまり興味がなくても楽しめる。

いかに自分が自分自身をコントロールできていないか、
この情報化社会がいかにおそろしいか、
実感することができる心理系一般書。
もし、背景にある心理・脳の知見の方により興味があるようなら「サブリミナル・マインド」のほうを読んでみるとよいかもしれない。

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2010/05/26 23:18
明日も早起きかと思うとうつだ。
inオレンチ

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D100623


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