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2010年12月23日 (木)

新幹線不要論 No.2

12月23日(木) ■ 新幹線不要論 No.2 ■
No.1のつづき。

そんな地方に新幹線が通るとどうなるか。
新幹線が通るということは、
特急と普通列車が切り離されることになる。
つまり、特急用の線路施設と普通列車用の線路施設を2重に持つことになるわけ。
もともと特急は需要があったので、
特急を進化させた新幹線はもうかるであろう。
が、特急と共存することで成立していた普通列車はとたんに立ち行かなくなる。
新幹線は儲かり普通列車は赤字という構造が出来上がるのだ。

しかもおそらく新幹線の儲け分で普通列車の赤字分を吸収できない。
だから地方に新幹線を作るとき、
JRは平行在来線を第三セクタ(地方と民間の共同出資会社)化してJRから切り離すことを条件に出す。
地方は新幹線が欲しいのでその条件を飲むのだが、
構造としては儲かる部分をJRが、
儲からない部分を第三セクタ(地方)が担うことになる。
でももともと儲からないからJRが撤退した路線、
経営は厳しいので運賃値上げもありうるし、
しばらくしてから廃止されることもありうる。
第3セクタは自治体会社みたいなものだから、
場合によっては財政的な負担が税金に回ることだってなくはない。
ちなみに過去に国鉄やJRが廃止して地方が第三セクタとして引き継いだ路線の中は、
赤字のものもたくさんあるし廃止されたものもある。

三セク化して在来線も一応存続するため、
住民にはわかりづらいのだが、
基本的にはこの問題、
(1)新幹線ができて在来線廃止
(2)新幹線はいらないから在来線の存続
の二者択一の問題だと思うのだ。

ただし、
新幹線開業後もJRが在来線を存続させる場合はこの限りではない。
在来線が単独で利益出せるのかもしれないし、
そうでないとしても、
少なくとも新幹線の利益>在来線の赤字の構造が成り立っていると考えられるから。
ただ、地方に行けば行くほどそういう路線は少なくなる。

と、まあ、以上がオレが地方新幹線懐疑論者な理由。
他にも鉄道貨物の国家的なインフラ資源の減少的な視点もあるが、
長くなるのでここでは書かない。

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2010/12/11 21:12
つかれてきた。
in福井city

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D101223
都内にて。


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コメント

山形新幹線は、在来線と同じ線路を新幹線が通ります。
カルチャーショックだよね。

投稿: まるよ | 2010年12月24日 (金) 07時50分

>まるよさん
賢い解決方法ですよねー。
今回提起したオレの問題は解決してしまいますもん。
ただ、貨物列車が走れなくなってしまうので、
鉄道貨物インフラを失うことになってしまうんですよねー。
隠れた問題点です。

投稿: ひ | 2010年12月31日 (金) 21時22分

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