忠臣蔵逆恨み論 No.3
赤穂浅野家断絶は実にひどいことだということにしよう。 殿様の仇はどこにあるかが問題になってくる。 果たして、吉良にあるのだろうか。 オレの見解では吉良ではなく、 将軍家にその責があると思っている。 なぜなら、 百歩譲って、吉良と浅野の喧嘩だということにしたとしても、 事件後の処理で喧嘩両成敗の法則を当てはめず、 吉良に対して無罪・お咎めなしの裁定を下したのは幕府だからである。 この件において吉良は一切の得をしていない。 吉良を仇とする唯一の論拠は、 殿様が殺そうとして殺せなかったという、 ただ一点のみ。 殿様の殺人未遂事件が間違った行為であることは、 常識に照らして考えればわかりそうなもので、 これを継承するということはいささかとっぴな発想のような気がするのだ。 じゃああだ討ちするとすれば敵は誰か。 当然、お家断絶という不公平(百歩譲っている)な裁定を下した幕府・将軍である。 しかし、それはさすがに浪士風情では不可能。 そこで現実的な路線で吉良が標的にされたわけである。 あぁ、吉良、かわいそうに。 なぜこう思うかといえば、 お家断絶後、赤穂浪士らは浅野の弟を立てて、 お家の再興のための運動を行っていたのだ。 もしコイツがかなっていたならば、 かわいそうな吉良はおそらく殺されずにすんだ。 もし殿様の遺志を継いで忠臣としてただただ吉良を討つというのであれば、 お家再興運動など起こるはずがない。 そのお家再興運動に「No!」を言ったのも幕府なわけだから、 2重の意味でも敵は幕府ではないかと思うのだが。 次回は当日の討ち入りについて、卑怯論を並べる。 ----- 2010/12/11 19:25 土曜日の午後。 in福井city →掲示板でコメントする |
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