ひさたろ書評No.48 「一瞬の風になれ」
佐藤 多佳子 評価(最高5):☆☆☆☆ 前々から読もう読もうと思いつつ、本棚で眠っていた本。 年始年末休暇で時間がとれたのでひっぱりだしてみた。 佐藤多佳子さんと言えば、若者を主人公とした青春ストーリーが多いが、 この作品はその中でもさらに青春臭さが大きい。 それでいて青年だけではなく、 大人でも楽しめちゃうところは健在だから素敵なのだ。 内容を少し。 サッカーバカの中学生だった主人公が、 ひょんなことから高校で陸上を始めることになった。 軽い気持ちで始めた陸上だったのだが、 時とともにどんどんのめりこんでいってしまう。 そんな3年間を描いた青春ストーリ。 こういうストーリは漫画のようになってしまいがちだが、 このハナシはリアリティがすごくある。 競技中の描写も臨場感にあふれており、 主人公のドキドキがこっちにまで伝わってくる。 若き日にちょっとだけタイムスリップできちゃう一冊。 おすすめです。 ----- 2011/01/05 23:08 風呂はいる。 inオレンチ →掲示板でコメントする |
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