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2011年1月 5日 (水)

ひさたろ書評No.48 「一瞬の風になれ」

1月5日(水) ■ ひさたろ書評No.48 「一瞬の風になれ」 ■
一瞬の風になれ
佐藤 多佳子
評価(最高5):☆☆☆☆

前々から読もう読もうと思いつつ、本棚で眠っていた本。
年始年末休暇で時間がとれたのでひっぱりだしてみた。
佐藤多佳子さんと言えば、若者を主人公とした青春ストーリーが多いが、
この作品はその中でもさらに青春臭さが大きい。
それでいて青年だけではなく、
大人でも楽しめちゃうところは健在だから素敵なのだ。

内容を少し。
サッカーバカの中学生だった主人公が、
ひょんなことから高校で陸上を始めることになった。
軽い気持ちで始めた陸上だったのだが、
時とともにどんどんのめりこんでいってしまう。
そんな3年間を描いた青春ストーリ。

こういうストーリは漫画のようになってしまいがちだが、
このハナシはリアリティがすごくある。
競技中の描写も臨場感にあふれており、
主人公のドキドキがこっちにまで伝わってくる。

若き日にちょっとだけタイムスリップできちゃう一冊。
おすすめです。

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2011/01/05 23:08
風呂はいる。
inオレンチ

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D110105


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