« ひさたろ書評No.49「司馬遼太郎が考えたこと」 | トップページ | ひとりドラムの苦悩 »

2011年2月28日 (月)

単身赴任の憂鬱

2月28日(月) ■ 単身赴任の憂鬱 ■
オレの業界はちょっと変わっていて、
職があれば全国・世界各地に飛んでいって働くというのが普通な世界。
しかも契約が満了する数年ごとにそういう異動がある。
そういうわけだから、
土地土地を転々と移動していくことになる。

オレは小学生時代から転校や移動を繰り返してきたせいか、
大学卒業時に「土地を重視する」という発想はなく、
異動が多いというのは別に気にならないどうでもいい要素だった。

が、しかし。
こういう生活を繰り返していると、
土地というものがものすごく重要な要素だということに気付かされる。
生まれ育った横浜、栃木、大学の福島、
このあたりには知り合いがたくさんおり、
意外とそれが知らぬ間に支えになっていたりするのだ。
これは土地を離れて初めて気付いたこと。
そういう、知り合いがたくさんいる土地から離れるというのは、
結構エネルギーのいることなのである。
ほとんど単身赴任状態。

新しい土地で、
激しく働き、ひとりで飯を食い、ひとりで酒を飲み、ひとりで息抜きをし、
ってのは、結構しんどいものなのだよ。
しかもその土地にちょっと慣れてきた頃には異動になるのである。
好きな仕事しているんだからいいじゃん、とよく言われるが、
仕事が好きだから単身赴任が好きになれるわけじゃあないのだ。

というわけで、
何がいいたいかといえば、
オレは結婚しても単身赴任だけはしない。

-----
2011/02/20 0:38
ねなきゃならぬ。
inオレンチ

→掲示板でコメントする
D110228
福岡県内にて。


|

« ひさたろ書評No.49「司馬遼太郎が考えたこと」 | トップページ | ひとりドラムの苦悩 »

エッセイ」カテゴリの記事

仕事」カテゴリの記事

コメント

わっかるなぁ~。私も小さい頃から転勤族。
この度やーっと定住生活を計画しています。
だからこそ、定住する土地を選ぶことへの重要さ・怖さも分かる、みたいな。

でもさ、家庭もってお子様が育っていくと、やっぱり
思春期突入する頃までには落ち着いてあげたいなぁと思う。
勉学・友人関係など、現実を考えていくと、
中高生のお父様はやっぱり単身赴任が現実的かなぁ?と思っちゃうなぁ。

ま、極論「どうにかなる」「どーにでもなる」んだろうけど。。。

投稿: まるよ | 2011年3月 1日 (火) 09時36分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 単身赴任の憂鬱:

« ひさたろ書評No.49「司馬遼太郎が考えたこと」 | トップページ | ひとりドラムの苦悩 »