2011年3月31日 (木)
3月31日(木) ■ ひさたろ書評No.51 「高崎山のサル」 ■ |
高崎山のサル
伊谷 純一郎
評価(最高5):☆☆☆☆☆
伊谷氏といえば、日本のサル研究の大御所。
氏の研究手法は研究室の檻の中のサルの性質を調べるというものではなく、
フィールド研究という野外調査をメインに野生のサルの生態に迫るというもの。
そんな氏が若き日に大分県の高崎山にて野生のサルを追いかけていたときの、
フィールド研究の記録がこの本なのである。
日本の野生ザルの生態がよくわかっていなかった1950年初め、
氏は高崎山にサルの調査に入る。
それから数年かけフィールド研究を進め、
サルの生態や群れの社会性について少しずつ明らかになってきた。
数年分の調査がこの1冊にぎっしり詰まっている。
もともとサルの生態を知りたくて取り寄せた本なのだが、
文体が氏の目を通じた主観的なものになっており、
学術書としてだけでなく、ノンフィクションドキュメントとしても楽しめる。
サルのおもしろい生態や社会構造を知ることができるとともに、
氏の目を通じて、
氏が山に入り手探りで研究を進めていく大変さにも触れることができる。
大学生以上のすべての人にオススメな1冊。
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2011/02/27 12:43
ひさびさにヒット。
in福井シティ
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九州だろうか。
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2011年3月30日 (水)
3月30日(水) ■ オレのスキなウタ No.61 「夜がくる(小林亜星)」 ■ | 夜がくる 小林亜星(作曲)
この曲名を聞いてもぴんと来ない方も多いとは思う。 が、聞いてみればご存知の方も多いはず。 そう、有名なウィスキーのCMの曲。 この曲はなんか大人な感じがして渋くてスキ。
この曲が使われているCMはたくさんのバージョンがあるのだが、 このCM達がまた秀逸。 すごくかっこいいと思うのだ。 特にこのCMとそのコピーがたまらない。
「恋は遠い日の花火ではない」 すごくよい。
----- 2011/03/27 18:58 ちょっとドキドキする曲。 inオレンチ
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横浜市内にて。
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2011年3月29日 (火)
3月29日(火) ■ 割れたマグカップのその後 ■ |
先日の記事で、
数年来の付き合いのマグカップが割れてしまったことを書いた。
本当に長い付き合いだったので実にガッカリしていた。
が、その後。
そのことをどこでどう知ったのか、
今年度卒業する学生さん達が卒業記念として写真のモノをプレゼントしてくれた。
スタンドとマグカップ。
どうもオレはコーヒーのイメージがあるらしく、
前々からこのマグカップが似合っていると思っていたとのこと。
と、いうわけで、
前のマグカップはそのうち湯飲みに改造することにして、
主力のマグカップはこの新しい子が担うことになった。
この子とは長い付き合いになる予感がする。
今度は割らないように気をつけようと思っている。
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2011/03/27 11:44
日曜日曜日曜。
inオレンチ
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コレだ!
…それにしてもバッチイ机だなぁ、、。
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2011年3月28日 (月)
3月28日(月) ■ オレのスキなウタ No.60 「ガラスのブルース(Bump of Chicken)」 ■ |
ガラスのブルース
Bump of Chicken
ここではバンプは初出だと思うが、
オレはこの人たちの音楽が好き。
彼らの曲には動物が主人公の物語仕立ての曲が何曲かあり、
オレはそのシリーズが大好きである。
そしてこの曲もそんな動物物語シリーズのひとつ。
この曲は野良猫の孤高な生き様を歌ったもの。
特徴的な歌詞もよいのだが、
のりのよいアップテンポでポップな曲調がまたオレ好み。
物語シリーズに共通しているのだが、
曲調がものすごく歌詞にマッチしていると思うのだ。
わっかるかな~。
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2011/03/09 23:38
ねよう。
inオレンチ
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静岡市内にて。
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2011年3月27日 (日)
3月27日(日) ■ とれたボタンとぞうきんとエコのハナシ ■ |
数年前のハナシ。
我が家でぼろ布のごみが発生した。
そのときのオレは何を思ったのか、
「エコのためにこれをぞうきんに加工しよう!」
というアイディアが浮かんでしまった。
しかしオレは独身男性。
他の大多数の独身男性と同様、ミシンなんてものはない。
そこで押入れの奥の奥のちょっと奥くらいから裁縫セットを取り出し、
手縫いで加工を始めた。
ところが、オレは恐ろしく不器用なのである。
さらに、一度始めると途中ではやめることができない性格を持ち合わせている。
そのときはこの性格が裏目に出た。
指を刺し、途中で玉ができ、糸は絡み、
実に3時間にわたる格闘の末、
ぞうきんと呼ぶにはあまりにも小さいサイズの厚めの布切れ板のようなものが出来上がった。
オレの労働単価を時給600円と見積もって、
実に1800円のぞうきん。
使うのが惜しくて飾ってある。
そんなわけであるから、
本日ボタンのとれたワイシャツを前に、
奥様(ステキな恋人でもよい)がほしいなぁ、と思うところなのである。
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2011/03/24 19:52
がんばれおれ。
inオレンチ
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都内にて。
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最近このページは地震モードに突入していたが、
パニックも少し落ち着いてきたのでそろそろこのモードを解除しようと思う。
今後は通常モードの記事アップに加えて、
細々と必要に応じて地震関連記事をあげることにする。
さて、最後にこの地震について。
今回の地震で甚大な被害を受けた。
町が全部崩壊した土地もあった。
交通システムの復旧に時間がかかる場所もある。
首都圏の電力供給はしばらくは不足の状態が続くだろう。
オレはこの状況を非常に悲しんでいるが、
じゃあ悲観しているかというとそうでもない。
この国は危機的な状況下では信じられないような底力を出せると思うのだ。
歴史をひも解くとそれを強く感じる出来事はいくつもある。
ちょんまげ結って刀を差しながらのほほんと暮らしていた時代、
西洋の文明がこの国を脅かしたことがあった。
東洋の多くの国が西洋に支配された中で、
この国はあっという間に近代化を行い西洋に肩を並べた。
都市という都市に爆弾が落とされ、
原爆という反則技まで使われて滅びかけたときもそう。
眼前に広がる焼け野原から奇跡のような復興を遂げた。
日本という国は周りを海に囲まれているという点で、
他の国々とは著しく環境が異なっている。
おそらくそのあたりが他の国にはあまりない、
独特の島国根性を生むと思っている。
意識的無意識的に関わらず。
これが高じて間違った方向に進むこともあるが、
危機に対してものすごい力を発揮する源にもなると思うのだ。
今回のいろいろな人たちの反応・行動を見てものすごくそれを感じた。
危機を前にすると、主義とか立場を超えてがんばれる不思議な力を持っている気がする。
それが悲観していない理由。
オレはあいにく愛国主義者でもなければ不健全なナショナリズムも持ち合わせていないが、
今回の一件で、「日本人、いいな」と思ってしまった。
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2011/03/19 20:49
明日は仕事。
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横浜市内にて。
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3月27日(日) ■ 原発を理解する 第11回【ナカジメ】 ■ |
前回はこっち。
長らくこのシリーズを続けてきたが。
もうだいたい書きたいことは書いたのでここでナカジメ。
これからも、
チェルノブイリのこととか、プルトニウムのこと、
原発を学んで思ったことなんかを書いていこうと思っているが、
それは単発でおいおいアップして行く予定。
第12回(作成中)
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ポリシーはこっち
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2011/03/27 11:14
やや疲れた。
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2011年3月26日 (土)
3月26日(土) ■ 原発を理解する 第10回【福島原発事故の今後の想定シナリオと展望】No.2 ■ |
前回書いたのは現状から考えられる一番かたいストーリ。
現在はまだ冷却水うんぬんのことをやっているので、
まだ中身がどうなっているのか、どこどこが壊れて、どの辺が危険なのかがわかっていない。
今日は前回よりは少し枠を広げて可能性のあるものをいくつか挙げてみる。
これまでに起こった事故事象はasahi.comにわかりやすい図が載っていたのでリンクを張っておく。
(1)炉心溶融(メルトダウン)と容器の破損
一番怖いのがコイツ。
通常燃料棒というのは水(冷却水)に入っており、
周りの水が絶えず燃料棒の熱を冷ましている。
が、今回はこの水が蒸発してしまった。
このため燃料棒の表面温度が上昇してしまい、
燃料棒のケースが高温で水蒸気と反応、
水素が発生した。
そういうわけなので、当然燃料棒のケースはいくらか壊れたはずなのだが、
もし燃料棒の温度がさらに上がり続けると困ったことが起こる。
ケースではなく燃料そのものが解けてしまう温度になってしまうのだ。
燃料棒が解けるということは、
より多くの放射性燃えカスがでてきやすくなる。
また、ものすごい熱を持ったものが解けて壊れるので、
燃料棒の外側の圧力容器(燃料棒のひとつ外側のケース)や格納容器(圧力容器のひとつ外側のケース)を壊しかねない。
前にも話したとおりこいつらは放射性物質の漏洩防止の役割を持つ。
当然こいつらが壊れればそれだけ放射性燃えカスが漏れるということを意味する。
2号炉ではある時点で圧力の高かった格納容器の圧力が急に下がっており、
容器になんらかの破損が起こったことが考えられる。
炉心溶融との関係が非常に気になるところなのだ。
もし炉心溶融が起きてなかったとしても、
圧力容器とか格納容器が壊れている可能性は当然ある。
その程度がどんなものなのか、
それによって今後の事態も大きく変わってくると思う。
(2)塩害
今回の事象では津波や冷却のため、
原発施設はたくさんの海水をかぶっている。
当然復旧にしたがってこいつらがいくらか邪魔してくると思う。
それを考えてか、
そろそろ真水に切り替えるみたいだが、
スムーズに切り替えることができるのか、
影響がどの程度出てくるのか注視したい。
(3)使用済み核燃料とプール
メディアではあまり大きく扱われていないが、
オレは一番コイツを心配している。
なぜかといえば、
コイツは放射線漏れ対策の容器(格納容器や圧力容器)に入っていないのだ。
どういうことか。
使い終わったあとの燃料棒は前にも書いたとおり短半減期の放射性燃えカス達がたくさん詰まっている。
こいつらは放射線と熱を出しまくっている。
なのでとりあえず、この短半減期の連中が少なくなるまでしばらく冷やして、
それから後始末をするという手続きがとられるのだ。
熱をとるために水の中に沈め、
水を循環させて熱をとりながら気長に待つ。
この熱をとる施設が使用済み核燃料のプールというヤツ。
原子炉建屋の上のほうの階に設置されている。
が、このプールの水の循環器系が停電で死んでしまい、
気付いたら水位が下がって燃料棒が露出し温度が上昇。
燃料棒ケースが破損した可能性があるのだ。
点検中で止まっていた4号炉から火が出たのそのせい。
3号炉の使用済み核燃料も破損の可能性あり、
1,2号炉は不明という状況。
この使用済み核燃料に関しては、
放射能漏れを防止する唯一の安全設備が建屋になるのだが、
今回は2号炉以外、すでに建屋がなくなっている。
もしコイツらから漏れ出でている(もしくは漏れ出す)ような事態になれば、
被害は相当深刻なものになると思っている。
間近で報道されている高濃度の放射線を含んだ水は、
こいつら由来ではないかと考えてさえいる。
なんでこんな危険なものが、
こんなちゃっちいシステムで保管されていたのか、
この辺にかなり違和感を持つところなのだが、
文句をつけるのは危機が落ち着いてから、と考えているので、
今回は書かない。
第11回【ナカジメ】
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2011/03/26 0:48
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2011年3月25日 (金)
3月25日(金) ■ 原発を理解する 第10回【福島原発事故の今後の想定シナリオと展望】No.1 ■ |
前回までにもう書きたいことはだいたい書いてしまった。
あとはチェルノブイリのこととプルトニウムの毒性のことを書きたいと思っているが、
これは今本を読んでいるところなのでちょっと時間がかかる。
なのでそいつらは後回しして、
今回は勉強してきたことと現状を踏まえて「今後どうなるのか」について考えてみたい。
そんなに外れているとは思わないが、
あくまでオレの私見であることは頭に置いて読んでいただきたい。
福島原発は放水で一時期に比べるとずいぶん落ち着いた。
が、オレはむしろこれからが重要だと思っている。
おそらく今回の事故で燃料棒のケースは破損している。
水を激しくまいて水位を戻すという一連の対応は、
この燃料棒のケースを修復することや放射能漏れをなくすことを目的としたものではない。
いったん破損したケースは勝手に修復することはないので、
あくまでこの破損をこれ以上広げないようにするための措置である。
なので今後はこの燃料棒ケースからの漏れをどう防ぐかが課題になってくる。
じゃあどうやってケースを修復する?と考える人もいるかとは思うが、
おそらくこの破損を修復するのは無理。
どの程度の破損かは不明だが、
燃料棒から漏れている放射性物質は、
何重かのシールドをくぐりぬけてきたごく一部であることが考えられるので、
燃料棒を直接どうこうするのは放射能レベルが高すぎるハズなのだ。
危険極まりない行為なのでまずないと思う。
すると考えられる措置としては、
まず安定的な状態を保てるように装置をセットアップする。
例えば冷却系とかモニタリング計器なんかを整備する。
その上で建物ごと何らかの方法でシールドをし、
短半減期の連中が少なくなるのを待ってから、
燃料棒の撤去という流れになると思う。
スリーマイル島の原発事故では、
事故後燃料棒の取り出し開始までに5年、
終了までに10年かかっている。
ちょっと中途半端になってしまったが、
もう時間が遅いのでまた次回。
第10回【福島原発事故の今後の想定シナリオと展望】No.2
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2011/03/25 0:41
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2011年3月24日 (木)
3月24日(木) ■ 本を読んで、教養をつけよう~卒業後のはなし~ ■ | 実は昨日、うちの大学は卒業式だった。 卒業研究やらなんやらでちょっと関わりがあった学生さん達も、 ついにみんなご卒業。 多くがあと一週間ほどで社会人になる。 せっかくなので、今日は彼ら向けて。 (ちなみに、このページは純プライベートな息抜き的位置づけでやっているので、 仕事関係者には積極的に教えていない。 が、本名ではヒットしてしまうし、どうも少数の学生筋に存在がばれているふしがあるのだ。)
卒業すると誰かから与えられて学ぶことが少なくなると思うが、 だからこそこれからはいっぱい本を読んで欲しい。 ちょっとでも興味があったら躊躇せずその本を読んで欲しい。 自由に気の向くままに本を読んで欲しい。 意識していろいろな分野の本を読んで欲しい。 そのうちきっと自分にとって大切な本に出会う。 知識とか技術じゃなく、本当の意味での教養が身につく。 そいつらがが人生のあらゆる局面で役に立つし力になってくれる。 そいつらが人生と人物を豊かにすると思うのだ。 だから、いっぱい本を読んで欲しいと思っている。
以上、卒業にあたって思ったこと。 社会人、慣れるまではしんどくて大変だと思うが、 まあがんばって。 慣れてしまえば楽しいことがたっくさん待っている。
追伸: 本当は昨日のうちにこの記事をあげる予定だったのだが、 最近いろいろあって死ぬほど忙しく、間に合わなかった。 許されたし。
----- 2011/03/24 23:33 珍しくまじめな記事 in福井city
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2011年3月23日 (水)
3月21日(月) ■ 原発を理解する 第9回【外部被爆と2種類の内部被爆】 ■ |
前回までにベクレルやらシーベルトのハナシをした。
今回は体への影響を考えてみようと思う。
体への影響を考えた場合、
以下の要素が重要になる。
(1)半減期とベクレル
(2)どういう種類の被爆か(外部被爆とか内部被爆とか)
(3)どういう化学的性質を持った物質か
(1)は放射能の強さとその持続時間を示しているので重要なのはわかっていただけると思う。
半減期が長いほど影響が長く続き、
ベクレルが高いほど瞬時に浴びる放射線量が高くなる。
そして前にも書いたとおり半減期とベクレルは反比例的な関係で、
半減期が長ければベクレルは小さくなる傾向がある。
(2)は報道でご存知の方も多いと思う。
実はベクレルからシーベルトに換算するとき、
この被爆の種類によって換算値が変わってくる。
外部被爆とは体の外から放射線を浴びることで、
同じベクレルであれば一番小さな放射線量(シーベルト)に換算される。
対して内部被爆はご存知体の内部に取り込まれた形で被爆すること。
長期間比較的組織に近い位置から被爆するため、
ベクレル→シーベルト換算値は外部被爆に比べて高めの値を出す。
例えばセシウム137(半減期)の場合で見てみると、
1mの距離に100万ベクレルの放射線源があると、
0.0019ミリシーベルトの放射線量になるのに対して、
内部被爆の場合は1万ベクレルの摂取で1.3~0.67ミリシーベルトだから、
その差は歴然。
さて、内部被爆に関して。
実は内部被爆はさらに2種類に分けることができる。
それは経口摂取か吸入摂取の違い。
これはその物質の化学的性質によって異なるようで、
例えば先述のセシウム137は経口のほうが吸収が多いらしく、
1万ベクレルの摂取で1.3ミリシーベルト換算。
吸入では0.67ミリシーベルトと半分くらいの値になる。
ちなみにプルトニウム239を不溶性酸化物という形で1万ベクレル摂取した場合、
吸入で83ミリシーベルト、経口で0.090ミリシーベルトだからずいぶん変わる。
(3)はその物質の体内での動き方を考える上で重要。
なんでセシウムとかヨウ素が問題にされるかといえば、
この化学的性質のせいなのだ。
ヨウ素は甲状腺にたまりやすく、ここで高濃度になる。
ストロンチウムはカルシウムに似た動きをするし、
セシウムはカリウムと同じような動きをする。
このせいで体の中で物質ごとにそれぞれ特徴的な動きをする。
これらは体が必要とする物質なわけだから、
当然取り込まれやすいという性質もあわせもつわけ。
ただ、報道されている規制値というやつは、
当然こんな性質は勘定済みで設定されているハズなので、
規制値以下であれば心配する必要はないと思う。
ちなみに参考までに。
一般に子どものほうが放射線にシビアとされている。
WHOの規制値の表を眺めてみると、
大人と乳児でベクレルのガイドライン値に差がついている物質とそうでないものがあり、
ヨウ素、セシウムに関しては子どもと大人で同じ値をガイドラインの値として載せている。
ただ上記ガイドラインは英語でざっとしか読んでないので、
参考程度に聞き流していただければと思う。
そのうちちゃんと読みます。
第10回【福島原発事故の今後の想定シナリオと展望】No.1
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ポリシーはこっち
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2011/03/23 23:43
やや疲れた。
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3月21日(月) ■ 原発を理解する 第8回【ベクレルとシーベルトその2~シーベルトの求め方】 ■ |
前回この単位に関する質問が多数でた。
なので、少しだけ補足を。
放射線量(シーベルト)は様々な放射線物質から出ているものの総量だと書いた。
前回は触れなかったが、
実はこの「放射線量(シーベルト)」というのは、体への影響が加味されたもののことを言っている。
ご存知の通り放射線にはいろいろな種類がある。
α線、β線、γ線、中性子線など実にたくさんのものがある。
こいつらはそれぞれ性質が異なっていて、
当然ながらその作用も異なる。
そういうわけだからこれらの放射線の量を単純に足し算してもあまり意味はない。
というか、量がいかなるものかという定義がないので足し算そのものができない。
そこで放射線量(シーベルト)では「体への影響」ということに特化した値としてあらわされている。
基本的に「体に影響がある」=「体にエネルギーが吸収された」と考えていい。
なので、
放射線量(シーベルト)=α線の出したエネルギー×α線の生体に及ぼす影響係数+β線の出したエネルギー×β線の生体に及ぼす影響係数+…
という風にして求めることができる(※実際にはもう少し複雑な式で組織ごとの影響の違いまで補正している)。
影響係数は実験的に固有値が求まっているので、
あとは計測器で各放射線エネルギーがどれくらいあるかを求めてあげればシーベルトが求まることになる。
まあそういうわけだから、
放射線量(シーベルト)で示された値というのは、
同じ値であれば原発由来のものだろうが、ジェット機で移動中に浴びるものだろうが、
生体への効果は同じ、と考えることができるのだ。
ちなみに全放射性物質のベクレルがわかっていれば、
その時の放射線量(シーベルト)は求まりそうだが、
全放射性物質を計測することが難しいせいか、
そういった変換の方法は調べても出てこなかった。
その逆(シーベルトからベクレルを求める)は、逆問題(方程式で2つしか式がないのに未知数が3つ以上あるような問題)になるので理論的に変換不可能。
第9回【外部被爆と2種類の内部被爆】
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ポリシーはこっち
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2011/03/23 0:47
ねみぃ。
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2011年3月21日 (月)
3月21日(月) ■ 原発を理解する 第7回【ベクレルとシーベルト~現在の放射線量のレベルは持続しうるのか?】 ■ |
前回半減期のハナシをしたので、
もう少し半減期絡みのハナシを。
各地で通常時よりは高い放射線量(シーベルト)が報告されている。
同時に放射性物質であるセシウム134・137、ヨウ素131などの検出も報告されている。
セシウム134といえば半減期が2年で、セシウム137は30年くらい。
半減期が長いということはその分放射線を出す期間が長くなる。
ということは、長い半減期のセシウムとかがいる限り、
この高い放射線量はしばーらく続くのではないか?という不安が出てきてしまう。
現在の放射線量×1年にすると結構やばい数字になってしまうし、
最悪しばらく住めなくなってしまうんじゃないかという論にも発展する。
が、この論には少し落とし穴がある。
今回検出が報告されている放射線については、
実はどの物質由来なのかというのはあまり言われてないと思う。
これがセシウム由来だとすれば、
上の不安論が正しくなると思うのだが、
実際には違う物質由来のものが大多数だと思う。
どういうことか。
前回の半減期のハナシでも書いた通り、
放射線というのはその物質がぶっ壊れて別の物質に変化するときに発生する。
半減期がはそのぶっ壊れるまでの時間を示すことにもなるから、
半減期が長いものというのは放射線をあんまり出さない(放射能が低い)。
逆に半減期が短いやつほどどかどかぶっ壊れて放射線を出す(放射能が高い)。
で、現在は事故から10日以内なわけなので、
相対的に短半減期の放射性物質由来の放射線の割合がかなり大きいはずなのだ。
こういう混乱を防ぐために、
半減期を勘案した放射能の強さを「1秒間に崩壊する原子核の数」で定義して、
ベクレル(記号:Bq)という単位を使って放射能の強さを物質ごとにあらわし、
物質ごとの影響の議論をするときにはこっちを使う。
せっかくシーベルトという言葉を覚えたところで、
水道水とか野菜の報道で「ベクレル」という新しい言葉が出てきて混乱した方も多いとは思うが、
これらの報道でベクレルの値が使われているのにはそういう理由がある。
放射線量(シーベルト)はすべての放射性物質からでる放射線の量がごっちゃになっているので注意が必要なのだ。
セシウム137とかヨウ素133ばかり報道されているから、
こいつらが放射線量(シーベルト)の主犯のような気がするけど、実はそうではないわけ。
手元の資料では、
発電炉停止直後に放射能が強いのは、キセノン133(半減期5日くらい)、ヨウ素131(半減期8日くらい)、ストロンチウム89(半減期51日くらい)らへん。
しかもキセノン133なんかは気体だから漏れやすいらしい。
放射能の強さ(ベクレル)はセシウム134でキセノンの100分の1、セシウム137で30分の1だから、
今の状態の放射線量(シーベルト)がセシウムを強く反映している気はあまりしない。
チェルノブイリとか原爆のハナシとかで、
長半減期の放射性物質(燃えカス)の及ぼす長期的な影響が気になるところだが、
現在の状態ではまだそこまで深刻な事態には至っていないというのがオレの印象。
今ぼんぼん放射線を出している短半減期の連中は、
かなり早い段階でなくなってしまうし、
長半減期の連中だって少しずつ放射能の強さは弱まっていく。
1年間今と同じ強さの放射線量(シーベルト)の放出が続くとは考えらず、
今の放射線量(シーベルト/h)×1年分という計算方法は正しい気がしないのだ。
ただ、落ち着いたとはいえ放射性物質の漏れはまだ続いているはずだし、
今後の復旧作業によって新たな漏れが出てこないとも限らないので、
これからの状況次第で展望が変わることはありうる。
今後の状況は、今の危機状態を早く安定状態にもっていき、
漏れ状態をどれだけ早く解消できるかが鍵だと思っている。
原第8回【ベクレルとシーベルトその2~シーベルトの求め方】
原発を理解する目次へ
ポリシーはこっち
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2011/03/21 19:58
やや疲れた。
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2011年3月20日 (日)
3月20日(日) ■ 原発を理解する 第6回【半減期と放射線~なんで使用済み核燃料から熱が出るのか?】 ■ |
前回はこっち。
ツイッター経由でこんな質問をいただいた。
「質問です!もしも書いてあったら理解できてなくてごめんなさいなんですが、燃料棒の熱を完全に冷ましきる方法はないんでしょうか?ウランはずっと熱を発し続けるんですか?」
そろそろこのハナシをしようと思っていたので、
今回はこのハナシをば。
ニュースを見ていて、なんで止まっているはずの4号炉の使用済み核燃料が熱を持つのか、
不思議に思った人も多いのではないだろうか。
このハナシを理解するためには、
まず放射性物質の半減期とエネルギー放出について理解しておかなければならない。
まず半減期。
テレビなんかではずいぶん出てきているので、
ご存知の方も多いかもしれないが、
放射性物質というのはその種類によって「半減期」というものを持っている。
放射性物質というのは原子核が不安定でなんらかの変化を起こす物質のことであるので、
時間がたつと物質そのものが別の物質へと変わってしまう。
そして半減期とは、その物質が半分になるまでの時間をさす。
物質によって異なっていて、
テレビでおなじみの物質たちは以下の通り。
ヨウ素131:8日くらい
セシウム134: 2年
セシウム137:30年
ちなみにプルトニウム239は24390年で、ウラン235は7億年だから、
燃えカス軍団と比べると桁違い。
半減期が短いとよくて長いとやっかいなような印象を受けるが、
実はそうでもない。
その理由は放射性物質のエネルギー放出がどうやって起こっているかに関係している。
放射性物質はその物質が他の物質に変わる瞬間(これを崩壊という)に放射線を出す。
この放射線≒エネルギー放出なのである。
つまり半減期の短いものはぽんぽん崩壊しながら放射線を出しまくっているわけだから、
仮にもし同じどの物質も同じ大きさを出すものとすれば、
半減期の短いものほど時間当たりの放出エネルギーは大きいことになる。
ただ、放出するエネルギーの大きさは、
その物質の起こす変化に依存するので一概に言えないが。
燃えカス(放射性物質)が出来上がった直後というのは、
こういう短い半減期のものがたくさん存在しており、
こいつらがどんどん熱を出す。
これはウランの核分裂連鎖反応を止めたとしても関係なく続くので、
炉を止めたあとしばらくは熱を出し続けるというわけ。
今回の緊急停止で止まったはずの炉心がいつまでも熱を持ち続けている理由や、
停止中の炉の使用済み核燃料が熱を持っていたのはこのせい。
ちなみにこの熱は一定期間たつと短半減期の放射性物質が少なくなるせいで小さくなる。
核燃料から熱が出ているとなんだかウランが悪さしている気がしてこわくなるが、
以上のようにウランはあまり関係ない。
【ベクレルとシーベルト~現在の放射線量のレベルは持続しうるのか?】
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2011/03/20 21:24
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3月20日(日) ■ 原発を理解する 第5回【対放射性燃えカス安全構造】 ■ |
前回の続き。
ここまで読まれた方は、
原発の安全性においては、
放射性物質である「燃えカス」をいかに外部に出さないかが、
かなり重要であることはわかっていただけたと思う。
そんな重要なポイントであるので、
当然設計段階で何重にも対策がされている。
福島原発の型の原発では5重の防護壁がある。
(1)燃料ペレット
原発を理解する 第3回【原発での実装】の回で書いた、
燃料棒に詰める前の、燃料を焼き固めた小さな錠剤がこれにあたる。
大部分の燃えカスを内部に保持する能力を持っている。
(2)燃料被覆管
例の燃料棒のケースのこと。
内部に密封することで漏洩を防ぐ
(3)原子炉圧力容器
炉心を納めた容器。
燃料棒、制御棒、一次冷却水とその蒸気などが中に入っている。
(2)が壊れてもこの中に内包させ、外部への漏洩を防ぐ。
(4)原子炉格納容器
ニュースでおなじみになったあいつ。
原子炉圧力容器と一次冷却水系の配管などを収納している。
原子炉から放射性物質が放出された場合に燃えカスを閉じ込めておくことができる。
(5)原子炉建屋
格納容器の外側にあり、敷地外への漏洩を防ぐ。
今回爆発で壊れてしまったやつ。
このように5重の防護壁があり、
1つがだめになっても容易には外に漏れないようになっている。
前回の記事で、
「燃料棒の破損=外部への放射性物質(燃えカス)ばらまき、
と、単純に言い切ることはできない。」
と書いたのはこういう理由。
ちなみに今回の福島原発の場合は、
(5)が壊れ、
(2)に損傷の可能性、
(1)は未知数、
(4)は一部気体の排出のため通気
といったところか。
ゆえにほんの一部がもれていると考えるのが妥当。
ただし4号炉の使用済み核燃料については、
燃料棒が炉に入っていないため(3)~(4)がない状態なことに注意。
ちなみにチェルノブイリは(4)がない構造。
ほぼ核爆発に近い事故で(2)(3)(5)は完全にアウト。
ほとんどの燃えカスがばら撒かれてしまったらしいのだ。
そういう意味でもやはり今回の福島原発とは次元の違う事故だと思う。
第6回【半減期と放射線~なんで使用済み核燃料から熱が出るのか?】
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2011/03/20 0:26
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2011年3月19日 (土)
3月19日(土) ■ 原発を理解する 第4回【燃料棒のケースと水素爆発】 ■ | 前回、燃料棒のハナシをした。 実はこの燃料棒の容器(ケース、正式には「被覆材」という)が、実は今回の福島原発の爆発と危険性を考える上でキーとなる。
ウランは燃える(核分裂する)と燃えカスを生むことは以前書いた。 この燃えカスが強い放射能を持っていることも書いた。 すると燃料棒のケースには「燃えカス閉じ込め機能」が求められることになる。 しかし燃料棒のある炉心は非常に苛酷な環境。 そのためケースには以下の特性が求められることになる。 (1)高温でもへーき (2)強い放射線下でもへっちゃら (3)腐食しにくい(冷却材と常に接触しているため) 以上対環境からの要求 (4)中性子を吸収しない (5)熱伝導がよい 以上は発電上の理由から (6)経済性がある 実用上の理由から
こんな厳しい要求を満たす物質となると限られており、 多くの原発同様、福島原発ではジルコニウムという物質の合金であるジルカロイという物質が使われている。 そしてコイツが曲者なのだ。 ジルカロイはあまり強い金属ではないのだ。 特に高温状態では水蒸気と反応して水素を発生する。 通常時は全部水に浸かっている上、 表面温度も300℃くらいなのでへっちゃらなのだが、 今回のように冷却材が切れてしまうととたんに大変なことになる。 冷却材は水蒸気になっている上、冷却効果はなくなっている。 どんどん水蒸気と反応して水素を発生させる。 1000℃を越すと反応は目立って速くなり、 1500℃では10分でぼろぼろに。 融点は1900℃で、 この温度になると反応は爆発的に起こるらしい。
今回の福島原発の事故で、 水位低下とか空焚きとかを問題にしていたのはこのせい。 建物(建屋)が吹っ飛ぶ爆発を起こしたのも、 このジルコニウムと水蒸気によって発生した水素が原因といわれている。 原発で爆発というとどうしてもウランが悪さをした原子力エネルギーによるものを想像しがちだが、 今回の爆発はいずれもこの燃料棒のケースのせい。
水素が発生したということは、 ケースが破損した可能性があることを意味する。 ケースが破損すれば破損の規模が大きければ大きいほど、 その分だけ例の放射性燃えカスが燃料棒外に出てくることになる。 このケース破損を最小限に防ごうとしていたのが一連の放水活動。 原理上一度破損したケースはもとには戻らないので、 温度や水位が安定した後でもそのことは頭においておく必要がある。
ただ、燃料棒の破損=外部への放射性物質(燃えカス)ばらまき、 と、単純に言い切ることはできない。 そのへんは次回。
原発を理解する 第5回【対放射性燃えカス安全構造】 原発を理解する目次へ
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----- 2011/03/19 22:48 やや疲れた。 in福井city
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3月19日(土) ■ 原発を理解する 第3回【原発での実装】 ■ |
前回まではどうやってエネルギーを生み出すかについて、
その基礎メカニズムについて書いた。
今回は前回までの理論をもとに、
具体的にどんな仕組みで理論が原発に実装されいるのかを書いていく。
まず燃料。
コイツには低濃縮のウラン235を使っている。
これを酸化ウランという粉末状にして焼き固めて小さな錠剤状の塊にする。
そしてこの錠剤を直径1センチ、長さ4メートル程度の細い棒状のケースに詰めていく。
これがテレビで燃料棒と呼ばれているもの。
さらにこの細い燃料棒は1センチ間隔くらいの密度で約200本束ねられ、
燃料集合体というものを構成している。
この燃料集合体100-200体がぎっしりと集められ、炉心を構成する。
燃料棒1本1本の間には秒速3メートルの水が流れており、
冷却材であり、発電蒸気のもとであり、中性子速度抑制剤になる。
この水の速度が速いため燃料棒の表面は300℃ほどになっているが、
棒の中心部は2000℃を越す高温になっているらしい。
この過程で冷却水の一部は蒸気となり、
これが発電タービンを回して発電するというわけ。
ちなみにこの冷却水を一次冷却水という。
燃料棒のケースから放射性の燃えカスがもれてしまうため、
この水は放射性物質で汚染されている。
原発がらみのニュースで一次冷却水が漏れたと大騒ぎすることがあるが、
大騒ぎの理由は以上の理由から。
今回の事故でも一番最初に格納容器(詳しくはあとで説明)の圧力を下げるために放出した水蒸気がコイツで、
それがために周囲の放射線量が上昇したのはこのせい。
これに先述した中性子吸着物質からなる制御棒が加われば、
だいたい完成。
他にもいろいろな仕組みがあるが今回の事故にはあまり関係ないので省く。
第4回【燃料棒のケースと水素爆発】
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2011/03/18 0:53
やや疲れた。
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2011年3月18日 (金)
本日夕方ころの話。 学生さんがつかつか寄ってきてオレの目を見るなりこう言った。 「ひさたろさん、目が赤いですよ」 そこで鏡を見てみたところ、 なるほど、赤い。 気持ち悪いほど真っ赤である。 しかしかゆみや不快感はなく、花粉症や目の病気ではなさそう。 そこで、最近のオレの生活の中より、 原因になりそうなものを探してみた。
【疲れ】:やや大 【睡眠】:かなり不足気味 【食事】:朝飯、牛丼7連続中(栄養バランスをとるためなか卯とよし牛交互) :昼食、ほぼカップめん(栄養バランスをとるため銘柄はかぶらないように工夫) :夕食、袋ラーメンと袋うどん(栄養バランスをとるため卵を投入)
問題は、どこから退治するか、だ。
----- 2011/03/18 22:18 つかれたぞう。 in福井city
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久々の普通記事。 原発記事は明日まとめて。 |
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3月18日(金) ■ 原発を理解する 第2回【ウランと核分裂連鎖反応 No.3】 ■ | No.2のつづき。
前回は、 臨界(核分裂の連鎖反応)にいかにもって行くかということを書いた。 もし原子爆弾を作るのであればまあだいたいこの原理さえ抑えておけばよいのだが、 原発ではこれだけでは不十分である。 連鎖反応では核分裂がどんどんねずみ算式に増えていくわけなので、 このままでは暴走して爆発してしまうのである。 それを抑える仕組みが必要となる。
この仕組みは意外とシンプルで、 「中性子をコントロールする」というのがポイントになる。 早い話が中性子をウラン235に吸収させないようにしちゃえばよいのである。 考えられる方略は以下の2つ。 (1)中性子をウランに渡す前に吸収してしまう (2)中性子の速度の吸収をやめる
(1)は実にわかりやすい。 ホウ素とかカドミウムという物質は中性子をよく吸収する。 そこでこいつらをばら撒いてやれば中性子はこいつらに吸収されてしまい、 ウラン235にはわたらなくなる。 今回の事故で海水注入のときホウ素をばら撒いていたのにはそういう理由がある。 実はこの方法は通常発電時にも使われている。 今回の報道でよく耳にした「制御棒」という部品がそれで、 コイツは中性子吸着剤でできている。 制御棒は複数あって、 連鎖反応が起こりすぎたら制御棒をいくつか入れて反応を抑え、 出力が下がったらこれを抜いて反応を促す。 こうやって安定した出力を得ることができる。 緊急時にはこの制御棒を全部入れてしまうことで、 中性子の吸着を最大化して核分裂の連鎖反応を止めるのだ。
チェルノブイリでは緊急事態が起こったときにこの制御棒の挿入がうまくいかず暴発してしまった。 今回の福島原発では制御棒の全挿入はうまくいっているので、 そういう意味ではチェルノブイリとは同じ事象にはなり得ないというわけ。 チェルノブイリのことはまたいずれ。
(2)は実用面ではあまり役に立たないが、 緊急時には安全装置になりうる。 福島原発の型の原発では一次冷却水と呼ばれる、 発電と冷却に使われる水が使われているが、 コイツは中性子の速度抑制剤の役割も果たしている。 今回のように水が不足して空焚きのようなことになった場合は、 冷却効果もなくなる代わりに中性子の速度抑制剤の効果もなくなるので、 ウラン235の中性子吸着が少なくなり、 結果核分裂反応も通常状態よりは抑制されることになる。
第3回【原発での実装】 原発を理解する目次へ
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----- 2011/03/18 0:53 やや疲れた。 in福井city
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2011年3月17日 (木)
3月17日(木) ■ 原発を理解する 第2回【ウランと核分裂連鎖反応 No.2】 ■ |
さて、No.1のつづき。
ウラン235ってやつが中性子を出しながらどんどん反応していく、
という話をした。
ここで賢い人なら、
「ん??じゃあ天然のウランって爆発しちゃうんじゃ?」
と思うかもしれない。
が、そうはならない。
ウラン235は中性子によって核分裂を引き起こされるが、
ウラン238はそれが起こらない。
そして天然の状態だと235のほうは0.7%くらいしか含まれていない。
もし偶然ウラン235に中性子があたって核分裂が起こって中性子が2個飛び出したとしても、
ほとんどの場合は他のウラン235に当たることなくどっかに行ってしまうのだ。
だから核分裂の連鎖反応は起こらないというわけ。
そこで核分裂の連鎖反応を起こすために以下の工夫が考えられた。
(1)ウラン235だけをたくさん集める
(2)中性子のスピードを遅くする
(1)は実にシンプルな考え方。
天然ウランからがんばってがんばって純度の高いウラン235を作ってやる。
この純度の高いウラン235の塊を「濃縮ウラン」という。
このとき濃縮ウランの塊を大きくすればするほどと、
放出される中性子がウラン235に吸収されやすくなる。
まあマト(ウラン235)の数が多くなるわけだから当たりやすくなるわけ。
するとある大きさ以上になると例の核分裂の連鎖反応が起こるようになるのだ。
この連鎖反応が始まるポイントを「臨界」という。
テレビでよく聞くあの言葉。
この考え方を応用したのが広島型原爆で、
臨界から連鎖反応を繰り返し、
最終的に激しいエネルギーを伴って爆発してしまうのだ。
(2)は原発を考える上で重要な概念。
中性子というのはスピード(エネルギー)の大きいものと小さいものがある。
そしてウラン235というのはスピードの遅い中性子をよく吸収する性質を持っている。
中性子のスピードは水でも吸収することができる。
そこであまり濃度の高くないウランを間隔をあけて配置してやって、
その間に水を流してやる。
すると核分裂によって出てきた速い中性子のスピードが水によって抑えられて、
別のウランに吸収されてしまうというわけ。
この方法だと濃縮ウランではなくても「臨界」に持っていくことができるのだ。
福島原発では濃度のあまり高くないウランを使って、
(2)の方法を応用してエネルギーを生み出している。
高濃度のウラン235ではないので、
原爆的な爆発は理論的に起こりえないということはなんとなくわかってもらえるんじゃなかろうか。
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2011/03/17 23:59
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3月17日(木) ■ 原発を理解する 資料メモ【わからん用語とか単位達】 ■ |
【放射線】
電離性を有する高いエネルギーを持った電磁波や粒子の通り道の総称。
電離性とは原子の軌道電子をはじき飛ばすことによって、原子を陽イオンと電子に分離する作用のこと。
α線、β線、X線など、多くのものがあり、
構成粒子や作用、エネルギーがそれぞれ異なる。
【放射能】
放射線を出す能力のこと
メディアでは放射性物質と混同した誤用あり。注意。
強さは「1秒間に崩壊する原子核の数」で表され、ベクレル(Bq)が単位。
【放射性物質】
放射能を有する物質の総称。
メディアでは放射能と誤用されていることがある。
それぞれの物質によって性質や出す放射線の種類、寿命などが異なる。
寿命の目安として半減期(半分になるまでの時間)を用いる。
【シーベルト】
生体への被曝の大きさの単位。Svで表す。
人体が吸収した放射線の影響度のことを指す。
放射線はその種類(α線とかβ線といったやつ)によって生体への影響力が違うので、
シーベルト=吸収した放射線のエネルギーの総量×その放射線の影響力係数(放射線荷重係数)
で求めた値を使う。
例えばX線なら荷重係数は1、
α線なら荷重係数は20となる。
1 Sv = 100 rem
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ポリシーはこっち
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2011/03/17 18:27
随時更新ページ
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3月16日(水) ■ 原発を理解する 第2回【ウランと核分裂連鎖反応 No.1】 ■ |
まず原子力エネルギーの基礎について。
福島原発は濃縮ウランを使った発電なので、
まずウランがどうやってエネルギーを生み出すのかを説明する。
これは原子力発電の危険性を考える上で知っておかなければならない重要なこと。
自然界にはウランという物質が存在する。
コイツにはウラン235とウラン238という同位体(中性子の数が違う)があり、
少し異なった性質を持っている。
ウラン235は中性子が当たるとそれを吸収し、ウラン236という物質になる。
コイツはものすごく不安定で原子核分裂を起こし、
2つの別々の物質に変化し、2個以上の中性子がすごいスピードで飛び出していく。
この核分裂が起こるとき、普通の化学反応では得られないような大きなエネルギー(主に熱)が放出される。
このエネルギー使って発電をしようというのが原発なのだ。
上の現象では2つのキーとなるポイントがある。
(1)1回の核分裂で2つ以上の中性子がすごいスピードで飛び出す
(2)ウラン235は2つの別々の物質になる
(1)をうまく使ってやれば次に2つの核分裂を起こすことができる。
飛び出した2つの中性子を別のウラン235に当ててあげれば、
そのウラン235から4つの中性子、さらにそれが別のウラン235に当たれば8つの中性子、
16→32→64→…というようにねずみ算式に核分裂連鎖反応を起こすことができるわけ。
つまり、瞬時にものすごいエネルギーを取り出すことができるということ。
これを悪用したのが広島型の原子爆弾。
(2)がまた曲者で、
こいつらはだいたい放射性物質である。
テレビで放射性物質のセシウムとかヨウ素とかが検出された、
といっているのがこれにあたる。
こいつらが放射線まきちらしの主人公で、
現在被爆うんぬんで騒いでいるのはこれ。
放射性物質としてひとまとまりに扱われているが、
物質それぞれで特性や毒性が異なる。
ここではこいつらを「核燃料の燃えカス」と呼ぶ。
どういう性質か、悪さをするかはまた回を改める。
原発の危険性について考えるときは、
核エネルギーと燃えカス放射線の被害を別々に考える必要がある。
これがごっちゃになっているから恐怖が大きくなると思うのだ。
ウランと核分裂連鎖反応No.2へ
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ポリシーはこっち
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2011/03/16 23:44
やや疲れた。
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2011年3月16日 (水)
3月16日(水) ■ 原発を理解する 第1回 【はじめに】 ■ | 原発の報道で恐怖を感じている人が多いと思う。 それを端的にあらわしているのがツイッターやメールで、 さまざまな玉石混在な情報が飛び交っており不安に満ち溢れている。 ヒトというのは予想のつかない不確実なものに対しては必要以上に不安感を持つもので、 原発の問題もそういうことに端を発しているのではないかと考えている。
オレ自身よく考えてみたところ、 こんなに原発に頼り切った生活を送っているわりに、 あまりにも原発のことをしらなすぎるのだ。 そこでここでは福島原発のことを念頭に置きつつ、 自分なりに勉強してわかったこと(原理やらシステムやら)を、 なるべくわかりやすくを説明してみようと思う。
福島原発はチェルノブイリの二の舞になるのか? 原爆みたいな爆発が起こっちゃうのか? 何が危険でどんなことが起こりうるのか? ニュースでいっていることは一体どういうことで、何が問題なのか?
おそらくこの辺の疑問が一番知りたいところだと思う。 ここの記事を読んだ上で、 個人個人が考えられるようになれればいいなあと考えている。
使っている本は、 原子力発電 武谷三男(編) 岩波新書 原子力発電 電気事業講座編集委員編纂 エネルギーフォーラム 原子力発電がよくわかる本 榎本聰明(著) オーム社
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ポリシーはこっち ----- 2011/03/16 22:48 つづく in福島city
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ここ数日、オレにできることは何かないか考えてきた。 災害ボランティアが必要になるのはもう少し先、 節電はヘルツの問題であまり意味がない。 で、いろいろ考えたのだが、 ここを使って被災地の方の役に立つような情報発信をしていけばどうかというところに考えが至った。 まあ一番オレらしいやり方な気がするのだ。
震災にまつわるツイッターなどの情報の混乱や、 テレビに出てくるよくわからない言葉。 こいつらが少しわかるようになれば、 漠然とした不安が少しはとれるのではないかと思う。
情報ポリシーは以下の通り。 (1)ツイッターやウェブの情報は重要視しない(真偽を確かめる) (2)情報源は複数の書籍を中心とする (3)wikipedia等の情報は精査した上で採用する (4)専門家による記述ではなく、あくまで素人の読書による教養的な知識である
普段だったら簡単に調べることができるだろうが、 被災中のためにできない。 それをちょっとでも代行できたらいいな、というのが基本スタンス。
しばらくは原電がらみのネタを扱いますが、 他にリクエストがあればできる範囲で対応します。 リクエストはここのコメント欄、twitter (@hisataro)、メールなどにて受け付けます。 「これ調べてよ」っていう軽いノリ、歓迎。
追記(2011/03/16 22:48)
通常業務以外の時間で読んだり書いたりしています。
そのためあまりぽんぽんと情報があげられませんので、その点あらかじめご了承ください。
それから専門家ではないので、間違い等の指摘は随時いただければと思います。
----- 2011/03/15 23:50 つかれたぞう。 in福井city
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2011年3月15日 (火)
昨年より毎日更新を目標にがんばってきましたが、
金曜に発生した地震よりこのページは地震モードに入っています。
もともとのんびりでぐーたらした娯楽的内容が多かったのですが、
今回の地震のせいで全くそういったものを書く気になれず、
そういったものを読んでも楽しんでもらえる気もしないので、
しばらくは通常モードをやめることにしました。
毎日更新と1日1記事までしか書かないというルールは破ります。
とりあえずちょっとの間は、
何か役に立つ情報があればどんどん発信して、
そういうのがないときは更新はやめます。
なるべく早く地震の影響がひと段落つくことを切に願っています。
-----
2011/03/15 23:08
つかれている。
in福井city
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福井市内にて。
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2011年3月13日 (日)
東北関東大震災。 あの地方はオレが大学時代を過ごした土地で、 第二の故郷のように思っている。 もちろん友人知り合いも多数いて、 彼らが電気なし水なしガスなしの状態でがんばっている。 連絡が取れないやつらもまだ少しいる。
そういうわけなので、 オレも何かできることはないかと考えている。 そういうことを考えているやつは他にもいるもので、 オレの後輩が具体的な行動を取るというので、 ここで紹介することにした。 今、出来る事がある
彼はオレの大学の後輩にあたり、 人物と行動力はオレが保証します。 もし読んで共感された方は、 協力してあげてください。 きっと有効にお金を役に立ててくれるハズ。
オレも何か具体的に動きたいと思っているのだが、 現地の状況とオレの仕事との兼ね合い次第。 仕事人のつらいトコ。
何かしたい人は、 日本赤十字 の情報にも注目してみるのもよいかも。 まだ準備が整っていないみたいだが、 義援金もボランティアも募集するっぽい。
追記(2011/03/15 23:30) コメント欄にもあるように、 何らかの理由で彼には連絡が取れなくなっています。 日本赤十字の義援金受付も始まったようですので、 そちらの利用もお勧めします。
----- 2011/03/13 22:42 みんながんばれ。 in福井city
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横浜市内にて。 |
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2011年3月12日 (土)
地震のため昨日の日記は休みました。
福井は大したことありませんでしたが、
地震のひどかった地域には知り合いが多いため非常に心配です。
幸いなことにうちの身内はどうやら無事らしいことがわかりましたが、
該当地域にいる知り合いの中には連絡がとれない人もいます。
なんとか無事であってほしいと祈っています。
ずーっとニュースをみていますが、
被災地域の方々はものすごく大変だと思います。
言葉にすると軽くなりうまく伝わらないのですが、
本当にがんばってほしいと思っています。
なんか僕にもできることはないだろうか、
と、柄にもなく考えされられています。
-----
2011/03/12 11:42
しらばくは待機。
inオレンチ
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福井市内か。
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2011年3月10日 (木)
オレは小さいころ電車が大好きで、
おそらくこれが高じて旅好きになった。
今は歩くのや車、飛行機も好きだが、
乗り鉄(乗るのがスキな鉄道ファン)的要素もいくらか入っていると思う。
スルドイ方なら、
あれ?!カメラやってて鉄ならもしかして撮り鉄(鉄道写真な鉄道ファン)なんじゃ?!と思われる方もいるかもしれない。
が、残念ながら撮り鉄ではない。
鉄道な写真ってかっこいいな~と憧れはあるのだが、
コレ、いろいろ難しいのだ。
電車って動くじゃん?!
するとぶれやすいのだ。
しかもチャンスは瞬間的で、
じっくり画を寝る時間がない。
旅の途中に駅なんかでカメラを向けたこともあるのだが、
かっこよくなんか撮れやしない。
さらに、
寒い中暑い中シャッターチャンスをひたすら待ち続けるスタイルもオレ向きではない。
あんまり辛抱強いほうではないのだ、
そしてなんと言っても一番の参入障壁は、
ファンの方々のあの熱狂的な雰囲気。
アレに混ざっていく勇気はオレにはとてもとても。
というわけで、
オレは撮り鉄にはなれない。
-----
2010/11/06 22:24
つかれてきた。
inオレンチ
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乗るほうが楽しい。
急行きたぐに内にて。
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2011年3月 9日 (水)
3月9日(水) ■ オレのスキなウタ No.59 「夜空のムコウ(川村結花)」 ■ | 夜空のムコウ 川村結花
ご存知、スマップの名曲「夜空のムコウ」。 この曲はスガシカオが楽曲提供したと思っている方もいるが、 実はスガシカオは作詞で、作曲は川村結花という人。 そしてオレは彼女のバージョンのほうが好きだったりする。 彼女の声、ものすごく曲にマッチしていると思うのだ。
彼女の声は聞いているとどこか温かくなるものがあり、 冬な感じの曲を歌わせるとたまらない。 彼女には他にも何曲か名曲があるのだが、 それはまたおいおい。
----- 2011/02/20 20:48 つかれたぞう。 inオレンチ
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春が待ち遠しいシリーズ。 岡崎市内にて。 |
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2011年3月 8日 (火)
3月8日(火) ■ 長い付き合いの恋人と悲しい別れ ■ |
オレには長い付き合いのマグカップがいる。
コイツはオレが埼玉時代に購入したもので、
100円そこらの安物。
しかし安物とはいえ、オレは結構コイツを気に入っていた。
埼玉時代というとまだ修士の1年生で、
オレは20代前半、研究もかけだし。
それから7年強、
苦しいときもつらいときもつらいときもつらいときも、
常に一緒にいたオレの相棒のような恋人のような存在なのである。
しかし、本日。
不注意から落っことしてしまい、
つ、つ、ついに割ってしまったのだ。
ヤツは写真のような姿になってしまった。
あぁ、オレのバカ。
オレは今猛烈に落ち込んでいる。
おそらくここ1年で1,2を争う落ち込みっぷりじゃあなかろうか。
というわけ、日記もここまで。
-----
2011/03/08 23:31
疲れた。
inオレンチ
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幸か不幸か、本体は無傷。
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2011年3月 7日 (月)
3月7日(月) ■ やってみたいと考えているバンド達 ■ |
東京スカパラ系の勢いのあるスカバンド。
乙三、スキマ、aikoみたいな、ホーンセクションを持ったおしゃれポップスバンド。
かるーい、簡単でアレンジが入れやすいポップスバンド(ZooとかYen Town Band)。
懐メロバンド(70年代から80年代のノリの大編成な感じ)。
懐メロバンド(90年代の小編成な感じ)。
ビッグバンドwithパーカッション(ルパンなんかやりたい)。
ダンスミュージックバンド(古いところでEarth Wind Fireみたいなやつ)。
ブルハバンド。
3ピースでロックなバンド(サンボマスターとかブランキーみたいなやつ)。
ストレートでシンプルな曲調が身上なオリジナルバンド。
いずれにせよ、まずドラム技術を戻さねばならぬ。
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2011/02/20 18:44
いい気分。
inユトリ珈琲本店
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春が待ち遠しいシリーズ。
岡崎市内にて。
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2011年3月 6日 (日)
先日後輩からメールが入った。
何でも旅行で福井を通るので日曜日(今日)時間はあるか、
という内容。
運のいいことに実に暇である。
なので福井から越前海岸を経て敦賀に至るコースをドライブすることにした。
そのドライブディが今日。
お昼ぐらいに福井に到着し、合流。
越前そばを食してから例のドライブコースの流れ。
越前海岸をドライブしていたところ、
車内で太平洋側の天気と北陸の天気のハナシになった。
冬の太平洋側はカラッと晴れているのに、
北陸はどんより天気。
じゃあその境目はいったいどの辺りであろうか。
どこからカラッと晴れるのであろうか。
そのあたりが議論のポイント。
後輩:「京都はしっかり晴れているんですよねー」
オレ:「敦賀はまだどんよりだなぁ」
ここまで読んでうすうす展開が読めてきた方も多いとは思うが、
その通り。
なら行って確かめてみりゃいい!
ということになり京都近くまでロングランドライブの運びとなった。
思いがけずの久々ロングランドライブ。
いいね、やっぱ。
今日わかったこと
・この季節の琵琶湖はさみしい
・やっぱりオレはドライブが好き
・都会の景色と道路が好き
・高速にスキマスイッチはあう
・京都の天気は雨だった
今日わからなかったこと
・どこで太平洋側の天気と北陸の天気が変わるか
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2011/03/06 23:12
楽しかった。
in福井city
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もうすぐはーるですねぇ♪
岡崎にて。
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2011年3月 5日 (土)
今のオレに圧倒的に足りないものはなにか。
それは「恋」である(あ、2番目は「愛」ね)。
しかし脳を活性化させ生き物として若々しくあるためには、
これらが非常に重要であるとも聞く(真偽は知らぬが)。
このままではいけない。
早速補充する必要があると思うのだ。
上記はツタヤでの脳内議論のエピソード(笑)
本日のひさたろシアタの作品選びにおけるおハナシ。
そういう理由であるから、
今日はひとつ「恋」というテーマで作品選び。
で、「ハナミズキ」と「男はつらいよ」の両雄で激しく悩んだ挙句、
やってきたのが以下の作品。
「BANDAGE」(バンドな映画)
「沈まぬ太陽」(男男した映画)
…。
なんでこんなことになってしまったのかは全くもって不明。
仕方ないので「恋」はまた今度。
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2011/03/05 21:46
ご機嫌もーど。
inオレンチ
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福井駅前にて。
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2011年3月 4日 (金)
3月4日(金) ■ ここで記事を書くにあたって気を使っていること ■ |
情報の確度。
日本語。
頻度。
記事の読みやすさ。
内容のバランス。
読み手。
信じてもらえないかもしれないが、
実は結構考えて書いているんです(笑)
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2011/01/23 16:08
もうこんな時間である。
inオレンチ
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京都駅にて。
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2011年3月 3日 (木)
3月3日(水) ■ ひさたろ書評No.50 「快適睡眠のすすめ」 ■ |
快適睡眠のすすめ
堀 忠雄 (著)
評価(最高5):☆☆☆☆
「睡眠って何だろう」という学術的興味と、
「睡眠の質を高めたい!」という個人的興味が重なってやってきた本。
睡眠のメカニズムからリズムや時差ぼけのハナシ、
それを踏まえた睡眠環境改善のハナシまで、
睡眠について幅広い内容を網羅している。
著者は国の研究費で睡眠に関する研究を行っており、
その研究成果もいくつか紹介されている。
この手の本は何冊か読んでいるが、
その中でもかなりよくまとまっていて読みやすかった。
新書というと時々準学術書まがいなものがあるが、
この本は新書の趣旨どおり一般向けにわかりやすく書かれている。
同世代以上の働き盛りの睡眠不足仕事人間には特にオススメ。
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2011/02/27 12:55
今日は激しい。
inオレンチ
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にっぽん丸は一度乗ってみたい。
横浜市内にて。
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2011年3月 2日 (水)
3月2日(水) ■ ブログのログ・ランキング2011-2 ■ |
非常に役に立たないことばかり書き連ねている、
オレの自由気ままの気の向くままにやっているこのページ。
しかし結構見てくれる人がいるようで、
信じられないのだが1日のPCからのアクセスが重複なしカウントで40~50(携帯からのアクセスはカウントされないのでよくわからん)くらいある。
うれしいかぎりである。
さて、そんなほっとひといき。
地域別アクセスランキングなるものを見つけたので、
ここ4ヶ月のランキングをのっけてみることにした。
1位:東京(18.1%)
常に上位にいるのが東京。
知り合いに加え検索からくる一元さんも多いよう。
2位:福井(14.5%)
最近急上昇なのが福井。
最初は圏外からスタートし、
8位7位と順位をじわじわ上げ、
最近は1位奪取をうかがう様子。
福井には仕事関係者以外の知り合いはいないので、
関係者にばれてきた可能性あり。
内容が仕事仕事していないため大変キケン。
福井がらみ記事へ検索からやってくる一元さんも。
3位:福島(14.3%)
ずーっと不動の1位だったのだが、
最近相対的に順位が下落。
おそらく友人連中がメイン。
番外編:英語圏海外(--.-%)
意外に多いのがこいつ。
海外にいる知り合いって結構いるのだ。
オレもいつか海外からアップする時代がくるかもしれん。
まあそんなこんなのアクセスランキングでした。
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2011/02/20 22:27
寝ような。
inオレンチ
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2011年3月 1日 (火)
ひそかに思うところがあって、
今年に入ってから週イチくらいでドラムに触れている。
ご存知のかたもいるとは思うが、
オレはひとりドラムを楽しむ術を身につけている。
遠く高校生の頃に開発したもので、
耳栓をつけ、そのうえからカップ型のヘッドホンを装着、
好きな曲に合わせて叩きまくるというもの。
ドラムという楽器は怠け者のオレにはぴったりな楽器で、
楽譜なんかなくても曲の雰囲気と進行さえ知っていれば叩けてしまう。
よってこの耳栓ヘッドホン方式は結構練習になるし、
かなりのストレス解消にもなる。
ドラム版カラオケといったところか。
が、困ったこともある。
この方法だと独自のグルーブ感を作り出すことができない。
グルーブ感というのは曲全体のリズム的雰囲気といった感じのもので、
ドラム叩きはコイツをうまく作れるか、というところにまた楽しさを感じるものなのだ。
が、グルーブ感というのは他の楽器・メンバーによって形が変わってくる上、
スピードや細かなアレンジなんかも入れながら作ることもある。
しかし他楽器が録音なのでいじれる余地が少ないのだ。
もちろん進行にまで及ぶアレンジも入れられない。
と、いうわけで、
やっぱ生バンドだよなぁ、
という、いつもの結論に達しているわけです。
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2011/02/20 18:32
つかれていない。
inユトリ珈琲本店
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名古屋市内にて。
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