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2011年3月25日 (金)

原発を理解する 第10回【福島原発事故の今後の想定シナリオと展望】No.1

3月25日(金) ■ 原発を理解する 第10回【福島原発事故の今後の想定シナリオと展望】No.1 ■
前回までにもう書きたいことはだいたい書いてしまった。
あとはチェルノブイリのこととプルトニウムの毒性のことを書きたいと思っているが、
これは今本を読んでいるところなのでちょっと時間がかかる。
なのでそいつらは後回しして、
今回は勉強してきたことと現状を踏まえて「今後どうなるのか」について考えてみたい。
そんなに外れているとは思わないが、
あくまでオレの私見であることは頭に置いて読んでいただきたい。

福島原発は放水で一時期に比べるとずいぶん落ち着いた。
が、オレはむしろこれからが重要だと思っている。
おそらく今回の事故で燃料棒のケースは破損している。
水を激しくまいて水位を戻すという一連の対応は、
この燃料棒のケースを修復することや放射能漏れをなくすことを目的としたものではない。
いったん破損したケースは勝手に修復することはないので、
あくまでこの破損をこれ以上広げないようにするための措置である。
なので今後はこの燃料棒ケースからの漏れをどう防ぐかが課題になってくる。

じゃあどうやってケースを修復する?と考える人もいるかとは思うが、
おそらくこの破損を修復するのは無理。
どの程度の破損かは不明だが、
燃料棒から漏れている放射性物質は、
何重かのシールドをくぐりぬけてきたごく一部であることが考えられるので、
燃料棒を直接どうこうするのは放射能レベルが高すぎるハズなのだ。
危険極まりない行為なのでまずないと思う。
すると考えられる措置としては、
まず安定的な状態を保てるように装置をセットアップする。
例えば冷却系とかモニタリング計器なんかを整備する。
その上で建物ごと何らかの方法でシールドをし、
短半減期の連中が少なくなるのを待ってから、
燃料棒の撤去という流れになると思う。

スリーマイル島の原発事故では、
事故後燃料棒の取り出し開始までに5年、
終了までに10年かかっている。

ちょっと中途半端になってしまったが、
もう時間が遅いのでまた次回。


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2011/03/25 0:41
やや疲れた。
in福井city

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コメント

今朝ラジオのニュースで、放出されている放射線量はスリーマイル島の事故よりも多く、土壌汚染はチェルノブイリクラス、使えなくなってしまう地域もありえるって言ってたんだ。すごくすごく悲しい。

投稿: meg3 | 2011年3月25日 (金) 08時52分

ナイスな連載をありがとう。大変ためになりました。

投稿: くどろりん | 2011年3月25日 (金) 08時59分

原発を理解するシリーズ、大変冷静な語り口調とわかりやすさで、大きな不安。。。臨海、大爆発、メルトダウン、チェルノブイリ、プルトニウム猛毒等々
1号機〜6号機まで団地のように立ち並ぶ福島原発、めまいがするほど大量の使用済み核燃料、ニュースで報道される白煙、黒鉛、水素爆発、20〜30km圏内の福島の人々はふたたび土地にもどれるのか?健康状態。そして、過酷な状態下、命がけで復旧作業にあたる人々の安否、今後の展開。等々日々不安と暗澹たる思い過ごしてきましたが、ヒロサンの原発を理解するシリーズを拝見して、お陰様で少々半減してまいりました。今後も、長期戦になりそうですし、本当に現場の方々のことが心痛み祈るような思いで無事な収束を願っています。ナカジメ入りましたが、これからのシリーズと予測も期待しています。お忙しいなか、連載の掲載、ありがとうございます。

投稿: 樋口利恵 | 2011年3月29日 (火) 00時17分

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