ひさたろ書評No.70 「職業は武装解除(瀬谷ルミ子)」
瀬谷ルミ子(著) 評価(最高5):☆☆☆☆☆ 時々ものすごいノンフィクションというの出会うが、 この本はまさしくその「ものすごい」ノンフィクション。 この人は、すごいよ。 タイトルだけ見た方はよくわからないかもしれないが、 ここでいう武装解除とは単に兵士の武装を解除し武器を回収することのみではない。 狭い意味での武装解除から兵士の社会復帰までを指す。 著者は高校生の時に見た紛争地区の写真から、 これらの地域に何らかの貢献をしたいと志すようになる。 そして紆余曲折の末、 ニーズはあるがあまり人材がいない「武装解除」というフィールドのプロフェッショナルへと進んでいく。 そんな彼女が現在に至るまでの軌跡を描いたのが本書。 彼女の目を通して、 海外で起こっている「紛争」やそれにまつわる「外交」の一側面を見ることが出来る。 さすが現地での経験が豊富なだけに、 ミクロな視点から「紛争」という現実がよく伝わってくる。 が。 この本の真髄はそこではなく、 彼女の生き様にあり。 芯を一本通した彼女の生き方は、 圧巻の一言に尽きる。 かっこいいのだ。 学ぶべきポイントが非常に多い。 年の瀬に来て、 久々に星5つ作品に出会えた。 すべての人にオススメな珠玉の一冊。 ----- 2011/12/18 20:17 定例1本目。 inユトリ珈琲本店 →掲示板でコメントする |
|
| 固定リンク
「ひさたろ書評」カテゴリの記事
- ひさたろ書評No.108 「小学五年生(重松清)」(2014.12.22)
- ひさたろ書評No.107 「「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く (小阪 裕司) 」(2014.08.25)
- ひさたろ書評No.106 「スタバではグランデを買え!(吉本佳生)」(2014.07.14)
- ひさたろ書評No.105 「憲法への招待(渋谷 秀樹)」(2014.07.07)
- ひさたろ書評No.104 「その日のまえに(重松清)」(2014.06.30)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント