ひさたろ書評No.82 「夏から夏へ(佐藤 多佳子)」
佐藤 多佳子(著) 評価(最高5):☆☆☆ 「しゃべれどもしゃべれども」「一瞬の風になれ」など、 彼女の作品はオレ好みのものが多い。 そんな彼女が初めて書いたノンフィクションがコレ。 4継という陸上の種目がある。 400メートルリレーのことで、 100メートルずつを4人でつなぐ種目。 この4継の日本代表チームに密着取材して書かれたのがこの本。 これがすごくよい。 日本新記録を出した世界陸上大阪大会の競技の描写から始まり、 その前後の選手たちひとりひとりの精神に迫る。 個々の選手それぞれの個性と想いがよく書かれており、 なかなかおもしろい。 選手ひとりひとりの細かな描写を通じて、 トップアスリートの精神力のすごさがひしひしと伝わってきた。 本当に、すげぇ、と思った。 この本は北京五輪の前に出版されているのだが、 日本の男子4継チームがその五輪で快挙を成し遂げたのはご存じのとおり。 そしてこの本に描かれた4継チームのメンバーは五輪のメンバーと全く同じ。 その辺に作者の目が高さというか、 着眼点のすごさを感じてしまった。 アスリートの精神力に迫れる、 なかなかおすすめなノンフィクションです。 ----- 2012/06/19 0:02 寝なきゃ。 inオレンチ →掲示板でコメントする |
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