« 秋を撮ろうとカフェにこもった日曜日 | トップページ | 鳥取脱出の壁 No.2 駅 編 »

2013年11月25日 (月)

ひさたろ書評No.92 「伊達政宗(山岡荘八)」

D131125


11月25日(月) ■ ひさたろ書評No.92 「伊達政宗(山岡荘八)」 ■

伊達政宗
山岡荘八(著)
評価(最高5):☆☆☆

しばらく前に知り合いに薦められ、
長らく読書候補ストックの中にいた本。
全8巻もあることから読み始めるのを躊躇していたのだが、
仕事がひと段落したのを機に読んでみた。
初の山岡荘八作品。

内容はタイトルのままで、
伊達政宗の一生を追いかけた歴史フィクション。
戦国時代、若干遅く生まれてしまった彼が、
戦国時代から江戸時代初期を生き抜いた様を、
彼の苦悩と成長とともに描く。

戦国のヒーローものとなると、
主人公がかっこよすぎることがままあるが、
この本の主人公はそうでもない。
かっこよさもあるが、未熟さや失敗もあり、
生身の人間が描かれる。
そんな彼が困難を乗り越えるたびに成長していく様が、
とてもよいのだ。

時代描写も細かく、
特に政治的な観点からの記述が強い。
そういう意味で、戦国時代の政治力学や、
江戸幕府の成り立ちの深いところを知れて面白かった。

戦国好きにはオススメの大著。

-----
12013/11/02 13:09
都内きちゃった。
TULLY'S COFFEEたまプラーザ

→掲示板でコメントする

|

« 秋を撮ろうとカフェにこもった日曜日 | トップページ | 鳥取脱出の壁 No.2 駅 編 »

ひさたろ書評」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ひさたろ書評No.92 「伊達政宗(山岡荘八)」:

« 秋を撮ろうとカフェにこもった日曜日 | トップページ | 鳥取脱出の壁 No.2 駅 編 »