ひさたろ書評No.94 「そして父になる(是枝裕和、佐野晶)」
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1月27日(月) ■ ひさたろ書評No.94 「そして父になる(是枝裕和、佐野晶)」 ■
そして父になる
是枝裕和、佐野晶(著)
評価(最高5):☆☆☆
ご存知、福山雅治主演の是枝作品。
その映画ノベライズ版がこの本。
原作を見逃したので、せめて本でも、と思って取り寄せた。
どんな映画か知らない人のために内容を少し。
福山扮する主人公の良多はエリートサラリーマン。
若くして出世し、仕事をバリバリこなし、
かわいい息子に妻と、プライベートも申し分ない。
そんな彼に、ある日突然災いが降りかかる。
愛息子が出産時に病院で別人と入れ替わっていたという。
そして、そこから彼の人生の歯車が狂い始める。
内容は重そうなのだが、
これがそうでもない。
読み始めからどこか主人公に違和感を感じていたのだが、
そんな彼が入れ替わったもうひとつの家族や息子たちとの交流を通じて、
ちょっとずつ成長して行く様がよい。
こころ温まるオススメなヒューマン長編。
映画がまだな人は読んでみるといいかも。
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2014/01/26 18:28
今日是好日。
服部珈琲工房にて。
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