ひさたろ書評No.100 「大空のサムライ(坂井三郎)」
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3月24日(月) ■ ひさたろ書評No.100 「大空のサムライ(坂井三郎)」 ■
大空のサムライ
坂井三郎(著)
評価(最高5):☆☆☆☆
ここでは何度か戦争ものを紹介しているが、
今回もそんな戦争ものよりノンフィクションを。
タイトルから想像ついた方もいるかもしれないが、
この本は昭和初期の戦争について戦闘機乗りの視点から振り返ったもの。
著者は旧海軍の元零戦パイロット。
士官将校と言われたエリートパイロットではなく、
水兵スタートのたたき上げパイロット。
それだけに熟練の技を持っており、
零戦のパイロットになって以降、
様々な修羅場をくぐってきた。
この本はそんな著者の半生を描いたもの。
さすがに様々な修羅場をくぐっているだけあり、
その話には迫力があっておもしろい。
どこかの戦いで生死をさまよいながら飛行を続けたくだりがあったが、
思わず手に汗握り、話に引き込まれてしまった。
あの戦争についてよく知らない人でも楽しめる。
戦闘機乗りというあまり得ることのできない視点から生の戦争に迫ることができる、
なかなか興味深い一冊。
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2014/03/23 19:50
もうすぐ鳥取。
鳥取への汽車車内にて。
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