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2014年6月 2日 (月)

ひさたろ書評No.103 「リストラと能力主義(森永卓郎)」

D140602


6月2日(月) ■ ひさたろ書評No.103 「リストラと能力主義(森永卓郎)」 ■

リストラと能力主義
森永卓郎(著)
評価(最高5):☆☆☆☆

ここでいう能力主義とは成果主義のこと。
この本が出たのは2000年のことで、
その当時は成果主義という言葉が定着していなかったため、
氏があえて使ったのがこの能力主義とうい言葉。
成果主義という新しい価値観でもって、
リストラが横行していた時代である。
そんな中、成果主義とリストラの本質を説いたのがこの本。

年功序列型の日本的ビジネススタイルが限界を迎えていることは認めつつ、
現在行われているリストラと成果主義の非を説く。
海外から取り入れた成果主義が、
いかにうわべだけの不完全なものか知ることができる。
リストラも首切り一辺倒ではなく、
ワークシェアやまだら定年といった、
様々な方法があることがわかる。
個人的には後半に事例として紹介されているミニ小説がよかった。

すべてのサラリーマンに一度は読んで欲しい好著。
出版年は古いけど内容はそんなに古くない。
それだけ日本が進まなかったということでもあるのだが。

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2014/05/31 22:56
酔っ払いながら。
お家カフェにて。

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