ひさたろ書評No.105 「憲法への招待(渋谷 秀樹)」
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7月7日(月) ■ ひさたろ書評No.105 「憲法への招待(渋谷 秀樹)」 ■
憲法への招待 新版
渋谷 秀樹
評価(最高5):☆☆☆☆
憲法改正が発議されるまでに読んでおこうと思って買っておいた本。
まさかの解釈変更という離れ業に出られたので、
急きょ優先順位をあげて読むに至った。
内容は一般向けの憲法概説書。
日本国憲法について、
そもそも憲法とは何かという基本的な考え方から、
日本国憲法の成り立ちや概要、
日本に存在するいろいろな仕組みの憲法的解釈まで、
憲法にまつわる様々なトピックを、
ざっと眺めることができる。
王政から国民主権を獲得する世界史の文脈で、
憲法の担ってきた役割とその考え方はぜひ知っておきたい。
憲法改正自体が現憲法の条文と思想にしばられ、
改正自体が可能な条項と難しい条項があるというのは知らなかったので新鮮だった。
憲法が意識されない社会がよい社会、
という文があり、なるほどなと、うなった。
他にもおもしろいトピックが満載。
これから憲法にまつわる様々な議論・判断が要求されると思う。
それに当たって、このくらいのことは知っておきたい。
自分の住む国の最高法規だし、
これを機に知識を深めてみてはいかがでしょ。
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2014/07/07 23:54
寝る時間。
おれんちにて。
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