ひさたろ書評No.107 「「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く (小阪 裕司) 」
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8月25日(月) ■ ひさたろ書評No.107 「「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く (小阪 裕司) 」 ■
「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く
小阪 裕司(著)
評価(最高5):☆☆☆☆
集団や社会といった大きな経済の動きに注目するマクロ経済に対し、
個々人などを単位とした小さな視点からの経済学をミクロ経済学という。
このミクロ経済学の中でも最近注目されているのが、
個々人の行動や脳の働きに注目した分野。
この本はそれらに基礎を置きつつ、
感情(感性)にうったえた営業について書いた一般書。
通常では考えられない量のプリンを売ったスーパーの例、
高額なイスをどんどん売った家具屋さんの例など、
いくつかの例を紹介しつつ、
人の感性にうったえた営業の大切さを説く。
個々人は理屈でものを欲しがるわけではなく、
感情的な部分が刺激されてものを欲しがる。
当たり前だが日々の仕事の中では忘れがちなこの視点を、
改めて認識させてくれる良書。
おもしろかった。
営業の現場でモノを売っている人はもちろん、
現代の教養としても楽しめる。
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2014/08/11 17:54
夏季休暇読書三昧。
たまプラタリーズにて。
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